京都大学数理解析研究所 RIMS 共同研究(公開型) として標記の公開型共同研究を開催いたします。 みなさまの参加をお待ちしております。

研究代表者: 荻田武史(早稲田大学 理工学術院)
副代表者: 尾崎克久(芝浦工業大学 システム理工学部)

※本研究集会に関するお問い合わせは、メールで荻田(t.ogita□waseda.jp, □を@に置き換えてください)までお願いいたします。
※対面開催となります。オンラインでの参加はできません。
※事前登録は不要です。直接、現地にお越しください。
プログラムを公開しました。

共同研究の目的・内容

計算機による数値計算は、数学計算とその諸分野への応用の可能性を大きく拡げ、古典的な物理学等から生命科学・経済学等に到るまで、現代科学・工学の欠かせない要素技術となっています。 数値計算は、現象のモデル化とその数理的解析、モデル離散化手法の開発と解析、離散アルゴリズムの効率的な計算機実装、および計算結果の品質保証や可視化を通じた応用へのフィードバックなどから成り、それらを探究する数値解析学は、計算機と数学を結び、数値計算の有用性と根拠を担保する学問です。

本研究計画は、1966 年からRIMS で開催されてきた研究集会の実績を継承しつつ、数値解析学の進展、数値計算アルゴリズムの進化、計算機環境の急速な発展・多様化の中で、科学技術計算における「高性能」とは何か、ということについて、これからの時代に向けて改めて問い直すものです。 従来、高性能計算とは、スパコンにおけるTOP500 のように、主に特定の計算において速度が高速であることを目指すものでしたが、近年では「省電力性」など、異なるアプリケーションを想定した様々な性能評価の指標が注目されてきています。 近年台頭が著しい高速な低精度演算やそれらを部分的に利用した混合精度演算は、計算の「高速性」のみならず、省電力性も考慮したものです。 さらに、計算の「信頼性」を担保するために、精度保証付き数値計算法や確率的誤差解析手法も注目されてきています。 本共同研究は、そのような中で、数値解析学及び数値計算の研究者が目指すべき目標、関連分野との分野融合研究の可能性、それらに向けた研究の方向性について議論することを目的とします。

プログラム

その他のお知らせ

更新履歴

謝辞

本共同研究は京都大学数理解析研究所の援助を受けて開催されます。

また本ホームページの雛形、上記過去開催分リスト等は、昨年度までのものを引き継がせていただいております。